現場におけるインフラ運用保守の主な業務とは

インフラ運用保守の業務内容はいくつかありますが、そのひとつに挙げられるのが障害対応です。ITシステムに障害が発生した場合は、原因を調査して特定し、機器に故障があれば速やかに交換するなどして回復させるのが主な仕事内容です。アプリケーションなどソフト面で不具合が発生した際は、開発担当者と連携しながら障害の対応にあたるケースが多いと言えます。

また、キャパシティ管理もインフラ運用保守に携わっている人にとっては必要不可欠な業務です。開発するITシステムがどの位の負荷に耐えられるかあらかじめ検証する作業が主な仕事です。キャパシティ管理では、障害が発生した際の原因が解明しやすいように、システム監視を設けておく事が一般的と言われています。

システム監視は複数のポイントに設けられており、どこのポイントでエラーが検出されたかによって原因の特定を行います。さらにもうひとつインフラ運用保守の業務としてあるのが、ロードバランシングと呼ばれている負荷分散業務です。サーバーに対する負荷を複数のサーバーに分散させる事で、サーバーがダウンするといったリスクを低くするのが主な業務です。

またデータベースにおいて、データベースの使用量に応じてバッファを設定する事も負荷分散業務に携わる人にとっては重要な仕事でもあります。システムの障害率を低くし、メンテナンス性の向上を図る必要もあるため、管理能力はもちろん、豊富な経験と幅広い専門知識も求められてきます。